Adobe Illustrator CC 01
目次
超便利!!グローバルカラー機能
Illustratorでデザインをする際に、複数の箇所に使用しているメインカラーをクライアント側に『〜色に変更してほしい』『もう少し濃ゆくしてもらえないかな』『もう少しだけ…』など変更を要求されることが多々あるかと思います。
注文通りに複数箇所のカラーを一つ一つ変更しているとかなりの時間と手間がかかってしまいます。そこで、一度配色したカラーをまとめてすぐに変更できるように設定しておける機能があります。それが『グローバルカラー』です。
今回はグローバルカラーの使用方法について簡単に解説をしていきたいと思います。
*Adobe Illustrator『グローバルカラー機能』の使い方、設定方法について解説
した動画はこちら⬇︎⬇︎
グローバルカラーの使用方法解説
グローバルカラーの使用方法について順を追って解説をしていきます。
赤い四角形のサンプルがあります。

アピアランスでは塗りのカラーはレッドで表示されています。このカラー部分をクリックします。

するとカラースウォッチが表示されるので、今回は設定されているレッドの部分をダブルクリックします。

選択したカラーレッドのスウォッチオプションが表示されるので、グローバルにチェックを入れます。

これでカラーレッドのグローバルカラー設定が完了しました。写真のようにカラーアイコンの右下に白い印がつきます。

それでは赤い四角3つにそれぞれ通常のカラーレッドではなく、グローバルカラーのレッドを設定していたとします。

もしクライアントに『赤い四角を全て黄色にしてくれ!!』と修正を依頼された時に、通常であれば赤い色を設定した部分が複数箇所ある場合には、それぞれ1つずつ選択してカラーをレッドからイエローに変更していく必要があります。
そこで予め共通するカラーに『グルーバルカラー』を設定し適用しておけば、アピアランスで設定したグローバルカラーレッドをダブルクリックして、表示されたスウォッチオプションのカラーを変更するだけで、グローバルカラーレッドに設定していた部分のカラーは一度に全て指定したカラーに変更することができます。

グラデーションにもグローバルカラーは使用できる!?
単色カラーと同じように、複数のグラデーションカラーにもグローバルカラー機能を使うことができます。
『グラデーションツール』でグラデーションのイエローカラーを全てグローバルカラーのイエローに設定していたとします。

グラデーションツールで表示されたカラースウォッチのグローバルイエローをダブルクリックしても、スウォッチオプションパネルは表示されないので、アピアランスへ戻り、塗りのカラースウォッチを表示させます。

設定していたグローバルカラーイエローをダブルクリックして、スウォッチオプションを表示しカラーを変更すると、グローバルカラーイエローとして設定していたグラデーションのイエローカラーが指定したカラーに全て変更されます。

以上、最後まで読んでいただきありがとうございました٩( ‘ω’ )و