動画編集に役立つ健康情報 04
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貧乏ゆすりで驚きの効果!?
デスクワークをしている際についつい『貧乏ゆすり』が出てしまう人も多いのではないでしょうか?
実は『貧乏ゆすり』には驚きの効果があります。動画編集で長いことデスクワークをする際に知っておくと役に立つ情報かと思いますので、ぜひ最後まで読んでいただければ幸いです。
そもそも『貧乏ゆすり』とは!?
『貧乏ゆすり』という名前の由来は、貧乏人が食べ物も着るものもなくて、寒さや空腹で小刻みに震えている姿からできた言葉になります。
『貧乏ゆすり』は確かに見た目はよくないですし、ガタガタうるさかったりします。ですので周囲に不快を与えてしまう場合が多いためやってはいけないというイメージになってしまっています。
ただし、人間が無意識に起こしてしまう動作には必ず何かしらの理由があります。『貧乏ゆすり』を起こしてしまうのにも様々な理由があります。
『貧乏ゆすり』が起こる理由
『貧乏ゆすり』は座っている時に足を小刻みに震わせる事をいいますが、これはどういった理由で起きてしまうのか。
『貧乏ゆすり』の原因ははっきりと特定されていませんが、様々な理由が解明されているので1つずつ解説をしていきます。
精神的ストレス
焦っていたり、緊張していたり、イライラしていたり、精神的ストレスが強い場合に『貧乏ゆすり』は起こります。これは足を小刻みにリズミカルに動かす事で脳内の精神を安定させる物質セロトニンの分泌を促すためだといわれています。ですので『貧乏ゆすり』は身体を落ち着かせるための症状になります。
ストレスを緩和するために『貧乏ゆすり』が起きてしまうとはいえ、『貧乏ゆすり』が癖になってはいけませんので『精神的にストレスがかかっていますよ』というシグナルとして捉え、貧乏ゆすりをしてしまっていたら休憩やストレッチ、別の行動など気分転換をする事でストレスを緩和させるようにしましょう。
血流改善
『貧乏ゆすり』は血流を良くするための生理的な現象といわれています。
長時間座っていると足の血流が滞り乳酸が溜まってきます。この血流の滞りを改善し、乳酸の分解を促進するために『貧乏ゆすり』を起こします。
飛行機など長時間座ることで血液が滞り、血液の塊(血栓)ができる『エコノミー症候群』という病気がありますが、『貧乏ゆすり』をすることで『エコノミー症候群』の発症リスクが改善されるというデータもあります。
血流を良くする効果のある『貧乏ゆすり』ですが、まず血液が滞っているサインである『貧乏ゆすり』が起こってしまわないように長時間の同じ姿勢を避けたり、こまめにふくらはぎや足の裏などを手でマッサージするなど対処をするようにしましょう。
冷え性の改善
筋肉は血流を促すためのポンプの役割をしていて、大きな筋肉ほど動かすことで多くエネルギーを燃やし熱を発します。
大腿四頭筋を含め足には大きな筋肉がついていますので、『貧乏ゆすり』でふくらはぎや太ももの筋肉を小刻みに動かすことで、足の冷えも含め体の冷えが改善されるという結果が実証されています。
寒い時に意思とは関係なく身体が小刻みに震えてしまうのは、体が筋肉を小刻みに震わせることで体温を上げようとしている現象です。これと同じで、足が冷えてしまうことで、その冷えを改善しようと『貧乏ゆすり』が無意識に起きてしまいます。
足が冷えないようにインナーの着用や厚い靴下など衣服を調整したり、湯たんぽやホッカイロなど物理的に温めたりすることで貧乏ゆすりが起こらないように対処しましょう。
締め付けるようなインナーや靴下を着用すると血流が滞って逆効果できすので気をつけてください。
長時間デスクワークの死亡リスクを減らす効果
イギリスで行われた『貧乏ゆすり』による研究では、長時間のデスクワークが運動不足による糖尿病や心疾患による死亡リスクを高めるのに対し、貧乏ゆすりを頻回にするという人が貧乏ゆすりを全くしないという人に比べ死亡リスクが明らかに減少していたそうです。
『貧乏ゆすり』をすることが筋肉を使った血流改善やストレス緩和などの効果があることから、長時間のデスクワークによる生活習慣病の発症を予防してくれるからです。
生活習慣病を予防してくれるからといって「私は死なないために足をゆすってます」とはいえないので、これは日頃の食生活や運動習慣を見直して病気を予防していくようにしましょう。
仕事上長時間のデスクワークを避けられない方も多いと思います。時折立ち上がって姿勢を変えてストレッチをしたり、休憩時間だけでも横になって足を体より上げるなど、こまめな対処を心がけて身体を大切にしていきましょう。
最後に
『貧乏ゆすり』はストレス緩和、血流改善、冷え防止、死亡リスク軽減など身体にいい様々な効果があります。しかし、『人前で足を揺する事』は周囲の人に不快を与えてしまうため、たとえ名前が『金持ちゆすり』だったとしても人前でやってもいい動作にはならないでしょう。
『貧乏ゆすり』は身体の不調を示すシグナルです。勘違いしてはいけないのが、貧乏ゆすりをやれば身体にいいのではなく、身体の不調を改善しようとして貧乏ゆすりが起きてしまうという点です。
『貧乏ゆすり』が起きてしまう原因が何なのかを考え、起こらないようにしっかりと防止策をとることでゆすり癖がつかないように健康を維持していきましょう。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました♪( ´θ`)ノ