Camera Course 04
カメラ初心者のための基礎講座④『露出のシャッター速度について』
今回は【カメラ初心者のための基礎講座④】として、カメラの露出→シャッター速度について解説していきます。
露出とは!?
露出とは、どのくらいの光の情報をイメージセンサーに与えるか決めることです。光の情報はイメージセンサーに当たって初めてデータとして記録されます。ちなみにイメージセンサーに光を当てることを『露光』といいます。

露出の調整
露出は『量』と『時間』で決まります。ですので露出の調整は『量』と『時間』を調整することで露出量を変化させることができます。
『量』は『絞り(F値)』で調整します。
『時間』は『シャッター速度』で調整します。
今回は『シャッター速度』について解説していきます。
*露出の『絞り(F値)』について解説した記事はこちら⬇︎⬇︎

絞り(F値)は光を通す穴のサイズを決めるものでしたが、シャッター速度はその穴を開放する時間を調整するものになります。言い換えるとイメージセンサーに光の当たる時間をシャッター速度で調整ができます。
シャッター速度の時間は『秒』で表示されます。シャッター速度が短くなるほど、光がイメージセンサーに当たっている時間が短くなります。

シャッター速度の変化は、肉眼では得られない表情の写真を描くために、カメラでしか表現することができない技術の1つです。
シャッター速度の変化によって様々な表情の写真を撮ることが可能です。例えば『高速シャッター』で一瞬を捉える表現の写真を撮影したり


『スローシャッター』で人や光などの軌跡を描く写真を撮影したりなどできます。


あとは『露光間ズーム』といって、シャッター速度をかなり落とした状態でシャッターを切り、イメージセンサーに光が入ってきている間(露光中)にズームレンズのリングを動かす撮影するテクニックがあります。

他にも『流し撮り』といって、被写体の動きに合わせてカメラで追いながら撮影することで背景のみをブレさせ、スピード感や躍動感・高揚感を表現するテクニックがあります。『流し撮り』はまずまずの上級テクニックになります。コツは、シャッター速度が早すぎると背景が止まってしまうので、早くしすぎないように注意しましょう。


シャッター優先モード(Tv or S or SS)はシャッター速度を調整し、撮影することができます。
カメラによってシャッター速度を調整できる範囲が決まっています。高速シャッターであると1/2000〜1/4000秒まで調整できるものもあります。

シャッター速度を上げるとF値が点滅することがあります。これは露出=明るさが合ってないという警告ですので、F値が点灯するようにシャッター速度を合わせるようにしてください。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました♪( ´θ`)ノ