Camera Course 06
目次
カメラ初心者のための基礎講座⑥『ISO感度について』
今回は【カメラ初心者のための基礎講座⑥】として、ISO感度について解説していきます。
ISO感度とは!?
絞り(F値)やシャッター速度、露出補正以外にも露出を変化させる『ISO感度』というものがあります。
カメラは光情報がイメージセンサーに当たることで情報を記憶する装置ですが

このイメージセンサーの光に対する敏感度を数値化したものが『ISO感度』になります。

ISO感度は100〜200を基準に設定されています。機種によって変更できる数値の幅は変わりますが、100,200,400,800,1600,3200,6400,12800…と数値は倍になっていきます。数値が倍になるとイメージセンサーの敏感度=受光感度は2倍になります。

『ISO感度』を上げることで光の感度を高くすることができれば、暗い場所で撮影する場合でもシャッター速度を上げて撮影することができるので『手振れ』を防ぐことができます。
しかし『ISO感度』を上げすぎてしまうと、写真にノイズが発生してしまします。
基本設定のISO感度100で撮影した写真とISO感度400で撮影した写真の比較になります。
受光感度は4倍になり、写真全体は明るくなります。


ISO感度を1600に設定すると全体にノイズが発生してしまい、全体的にぼやけた感じになってしまいました。このようにISO感度の上げすぎにも注意が必要です。
ノイズは、センサーサイズが小さいものほどたくさん発生します。デジカメや携帯電話カメラなどはセンサーサイズが小さいため、ISO感度の上げすぎには注意しましょう。

普段撮影する分には自動調整(オート)で大丈夫です。数値を設定するのであれば100〜200程度に設定しておくのが無難です。
最近はオート設定でも下限から上限の範囲を指定設定できるものも多いので、よく撮影するシーンに合わせて範囲を設定しておくといいかもしれません。
暗いシーンを撮影するときに手ブレを起こしてしまう場合は、手ブレしなくなるまでシャッター速度を上げてから、ISO感度を徐々に上げて撮影してみましょう。
高感度(ISOを上げる)設定は
- 三脚がない状態での撮影
- スポーツシーンの撮影
- フラッシュが使用できない室内の撮影 などに有効です。
現在のデジタルカメラには『ノイズリダクション(NR)』という自動でノイズを除去してくれる機能が優秀なので、ノイズは目立ちにくくはなっています。しかし、ノイズをなくすことはできないので、全体のバランスを見ながらISO感度は設定するようにしましょう。
以上最後まで読んでいただきありがとうございました♪( ´θ`)ノ