Camera Course 08
カメラ初心者のための基礎講座⑧『焦点距離と画角について』
今回は【カメラ初心者のための基礎講座⑧】として、焦点距離と画角について解説をしていきます。
焦点距離とは!?
焦点距離とは、カメラで被写体にピントを合わせたときの、レンズ中心から撮像素子(イメージセンサーの位置)までの距離のことをいいます。

焦点距離は一般的にmm単位で数値化され表示されます。ズームレンズの場合は調整できる焦点距離範囲の両端の数値をとって、18-55mmなどとレンズに表示されています。

人が肉眼で対象物をみる範囲(大きさ)に最も近い焦点距離50mmを『標準』として
焦点距離の数値が小さい(焦点距離が長い)ほど『広角』
焦点距離の数値が大きい(焦点距離が長い)ほど『望遠』
といいます。

画角とは!?
画角とは、カメラで撮影した際に実際に写る範囲を角度で表したものになります。
焦点距離が短くなると画角は広くなる(広角)
焦点距離が長くなると画角は狭くなる(望遠)

フルサイズセンサーを搭載している場合には一般的に
画角60°以上のカメラレンズが『広角レンズ』
画角45°前後のカメラレンズが『標準レンズ』
画角30°以下のカメラレンズが『望遠レンズ』
になります。
焦点距離が短い広角レンズほど画角が広くなり、写る範囲が広くなります。
焦点距離が長い望遠レンズほど画角が狭くなり、被写体が大きく写ります。

レンズ | 焦点距離 | 画角 | 写る範囲 | 被写体の大きさ |
---|---|---|---|---|
広角レンズ | 短い | 広い | 広い | 小さい |
望遠レンズ | 長い | 狭い | 狭い | 大きい |
同じ距離から同じ被写体を撮影した場合には、焦点距離の短い広角レンズになるほど被写体が小さく写り、焦点距離が長い望遠レンズになるほど被写体が大きく写ります。






焦点距離の表記
焦点距離が18-135mmまで調整できるズームレンズで、最短焦点距離18mm×7.5=最大焦点距離135mmで7.5倍ズーム可能なレンズということになります。
*レンズ前面に記載してある焦点距離は35mmフルサイズセンサーを基準にし
てます。
*センサーサイズと画角の関係についてはこちら⬇︎⬇︎の記事をご参照ください。

右側にある1:3.5-5.6は最小絞り値(F値)で、これは広角18mm側では開放絞り値( F値)が3.5〜、135mm側だと開放絞り値が5.6〜スタートするということになります。
下のφ67mmはレンズの幅(口径)になるので、レンズフィルターなどを購入するときにはこのサイズを参考にしてください。

以上、最後まで読んでいただきありがとうございました♪( ´θ`)ノ