Camera Course 09
目次
カメラ初心者のための基礎講座⑨『カメラレンズの種類について』
今回は【カメラ初心者のための基礎講座⑨】として、カメラレンズの種類について解説をしていきます。
カメラレンズを詳しく解説するととても奥深いので、今回は初心者の方向きに基本的なところを簡単に解説していきます。
カメラレンズの種類
よく使用されるメジャーなカメラレンズには、『ズームレンズ』『短焦点レンズ』『マクロレンズ』などがあります。それぞれのカメラレンズについて解説をしていきます。
ズームレンズ
『ズームレンズ』は一般的によく使われるレンズで、焦点距離を簡単に変えることができるレンズになります。レンズに◯◯mm−◯◯mmと表示してあり、その数値の範囲内で焦点距離を自由に変動させることが可能です。
一番の魅力はズームレンズ一本でいろんなシーンに対応できるので、レンズを取り換える手間も省けますし、常に装着した状態でさっと調整して撮影できるといった手軽さも魅力です。
- 複数の焦点距離を一本のレンズで対応できるので、レンズ取り替えの手間が掛からず、何本も持ち歩かなくてよい。
- 一部の高級レンズを除いて、レンズの明るさが暗め。
- 焦点距離が長くなると暗くなるといった焦点距離によって絞り値も変動するため暗くなりやすい。
- 湾曲や歪曲が生じやすい。
短焦点レンズ
『短焦点レンズ』は一定の焦点距離を持ったレンズになります。
焦点距離が一定のため、ズームレンズよりも無理なレンズ構成にならないことから、描写力が高いというのも魅力の1つです。
カメラを楽しむためには1本持っておいて損はありません。
- ズームレンズより描写力が高く綺麗。
- 湾曲や歪曲が少ない。
- 明るいレンズが多い。
- 小型(パンケーキレンズなど)のレンズもある。
- 焦点距離が変えられない。
- 価格がやや高め。
マクロレンズ
『マクロレンズ』は接写に特化したレンズです。単焦点タイプが主流ですが、ズームレンズタイプもあります。
描写力も高いので、ポートレート撮影や風景撮影にもよく使用されます。
- かなり至近距離まで被写体に近づいて撮影ができます。
- 等倍に近い大きさで撮影できる。
- 描写力が非常に高いため、肉眼では分かりにくい部分まで鮮明に撮影することもできます。
- 価格が高め。
- 撮影難度がやや高め。
その他レンズ
カメラレンズには他にも様々な種類のものがあります。
『魚眼レンズ』は『超広角レンズ』になります。カメラを構えた手が写ってしまうぐらいの幅広い撮影ができます。魚眼レンズで単焦点やズームなどの種類もありますので、普通のレンズで物足りない方は使ってみると面白いかもしれません。
『ティルト・シフトレンズ』はレンズがティルト=上下左右向き、シフト=上下左右スライドに動くレンズで、ピントの合う範囲を調整できたり、歪曲をなくすなどお特殊な撮影ができるレンズになります。
例えば、建物を見上げて撮影した場合、普通のレンズだと建物は上になるほど細く写りますが、ティルト・シフトレンズの場合は、垂直になるように撮影することができます。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました♪( ´θ`)ノ