Camera Course 02
カメラ初心者のための基礎講座②『オートフォーカス(AF)とマニュアルフォーカス(MF)の種類や特徴』
今回は【カメラ初心者のための基礎講座②】として、カメラのオートフォーカス(AF)とマニュアルフォーカス(MF)の違いや特徴について解説していきます。
オートフォーカス(AF)について
オートフォーカス(AF)機能について解説をしていきます。
オートフォーカス(AF)とは!?
オートフォーカス(AF)とは、自動で被写体にピントを合わせてくれる機能になります。最近のカメラにはほぼ全てに搭載されています。
シャッターボタンを『半押し』すると自動でピントが調整され「ピピッ」と音が鳴ります。そこでシャッターボタンを『全押し』すると「カシャッ」とシャッター音が鳴り撮影されます。

- カメラ初心者でも簡単にピントを合わせることができる。
- ピントを調整する手間がかからない。
- 被写体がある程度はっきりしていれば一瞬でピント調整が完了する。
- 細かいピント調整ができない。
- 明暗差が少ない場所や似たような被写体が多い場合ではピント調整が上手くいかない。
- 半押しでピントを合わせ、カメラに認識させてからの全押しで撮影なので、シャッターを切るまでにタイムラグが生じてしまう。
オートフォーカス(AF)の種類
オートフォーカス(AF)機能は販売しているメーカーや機種によって多少の違いはありますが、ほとんどが似たような機能を持っています。
オートフォーカス(AF)機能の代表的なものには『AF-S』『AF-C』『AF-A』などがあります。
『AF-S(シングルAF)』機能は最も一般的なオートフォーカス機能で、シャッターボタンを半押しすることで、自動でフォーカスを調整してくれます。一度ピントが合うとピントはそこで固定されるので、撮影対象が風景やスナップ写真など静止している被写体の撮影に向いています。
ほとんどカメラに搭載されているオートフォーカス機能が、この『AF-S』となっています。
『AF-C(コンティニュアスAF)』は、シャッターボタンを半押ししてる間ずっと、オートフォーカス機能が働き、自動でピントを調整し続けます。『AF-S』と比べて動く被写体、例えばスポーツや動物、列車や飛行機などの撮影に向いています。
『AF-A(AF制御自動切り替え)』は、シャッターボタンを半押しすると被写体が静止しているのか動いているのかを自動で判別し、静止していれば『AF-S』動いていれば『AF-C』と切り替えてくれます。
動いたり止まったりしている対象を撮影する際に、手動で『AF-S』や『AF-C』を何度も切り替えることが面倒な時に『AF-A』にしておくと便利です。
『AF-F(常時AFサーボ)』は、NIKONのカメラに搭載されているオートフォーカス機能で、シャッターボタンを半押ししなくてもオートフォーカスエリア内の被写体の動きに合わせて自動的にピントを合わせ続け、シャッターボタンを半押しすることでピントを固定します。
動画撮影の場合もオートフォーカスエリア内の被写体の変化を検知して、自動でピントを調整してくれます。
マニュアルフォーカス(MF)について
マニュアルフォーカスについて解説をしていきます。
マニュアルフォーカス(MF)とは!?
マニュアルフォーカス(MF)とは、手動でピントを調整する機能になります。
通常の撮影は全てオートフォーカス(AF)で撮影することが普通ですが、マクロ撮影や被写体になりうるものが2つ以上ある場合、思った位置にAFでピント調整が上手くいかない場合など、ピント調整を独自に調整することができるマニュアルフォーカス(MF)が便利です。
マニュアルフォーカス(MF)は装着しているレンズの『フォーカスリング』を回すことでピントを調整することができます。
- 数ミリ単位(マクロ)でピント調整ができる。
- 被写体の動きに合わせて素早くピントを調整することができる。
- 狙ったポイントにピンポイントでピント調整ができる。
- 夜間の明暗差がない場合でも狙った位置にピント調整ができる。
- MF専用レンズを使えば撮影の幅が広がる。
- いつでもシャッターが切れる。
- 素人には難しく、慣れるまでピント調整に時間がかかる。
- どこにピントが合っているのか分かりにくいときがある。
- ピントが合っていない場合でもシャッターが切れてしまう。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました٩( ‘ω’ )و